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Aqutras Members' Blog

株式会社アキュトラスのメンバーが、技術情報などを楽しく書いています。

リモートワーク環境での試行錯誤

こんにちは、いるかさんf:id:Dltn:20170419190159g:plainです。

前回の記事から、半年ほど経ってしまいました。この間に、アルバイトの学生さんが卒業したり、新しく社員が入ったりと、いろいろドタバタしていました。そんなドタバタの中で、社内のリモートワーク環境が少し変化しました。今回は、その変化について紹介したいと思います。

はじめたもの

チーム開発へのスクラムの導入

昨年は、アジャイルという考え方の不足や、スクラムを導入していなかったため、いろいろと問題が起こっていました。具体的には、1ヶ月かかってもまともに開発が進んでいないケースや、チーム内のギクシャクした空気などがありました。開発の遅れは、いるかさんが巻き取るのでいいのですが、本人にとっては、何もよくありません。そこで、講師を招待してアジャイルに関するワークショップを社内で開催したり、スクラムの導入を進めました。最初はうまくいかず、1週間のスプリントに対して、レトロスペクティブやスプリントレビューに長時間かかり、メンバーが疲弊していました。バーンダウンチャートはうまく機能せず、ベロシティも低いままでした。この辺は、いろいろな試行錯誤を重ね、今は全部うまくいっています(ここまで長かった….)。しかし、うまくいきすぎて、先日のレトロスペクティブでは、改善の余地がないという罠にはまっていました。なかなか難しい。

井戸端会議

スクラムの導入で、セレモニー時にコミュニケーションをたくさん取れるようにはなったのですが、もっとゆるくコミュニケーションをとる機会がほしいと考え、井戸端会議を導入しました。これは、週に1〜2回、集まる時間を決めておき、1時間ほど音声通話するというものです。かなりゆるいので、ほとんど人が集まらないこともあれば、話が盛り上がりすぎて1時間じゃ足りなくなることもあります。最近では、面白いゲームを見つけて、それをみんなでプレイしてみる、みたいな企画もあがっていました。

生放送によるライブコーディング

社員の技術教育があまり整っていない代わりに、いるかさんによるライブコーディングを積極的に行っています。ペアプロのドライバーをずっとやっているようなイメージです。視聴者は、疑問点や気付きをコメントしてシェアします。生放送の動画は残るので、後からもう一度見て復習もできますし、Youtubeだと倍速再生もできるので、便利です。まだ試験段階ですが、量が溜まってくれば、一人学習にも使えそうだなと考えています。

評価制度の導入

従業員を正しく評価し、待遇を決めるため、まだ試験段階ですが、評価制度を導入しました。評価期間は、3ヶ月と、かなり短めに切っています。詳しくは割愛しますが、評価項目(評価軸)が何種類かあり、特に、他社と比べて(おそらく)特徴的だと思うものとして、「楽しむ力」や「健康への配慮」があります。楽しく元気に!

Googleカレンダーによる予定共有

今までは、会議日程などはSlack等で共有していました。そのため、見落としなどが頻発していました。また、弊社では、休む日を割りと自由に設定できるため、いつ休んでいるのかや、いつ休むのかが不明なケースがあり、それで困ることもありました。そこで、Googleカレンダーで予定を共有するようにしました。いつ休むのか、いつ会議があるのかなどが分かるだけでなく、個人的な予定も割りと突っ込んでおくことで、この日は疲れてそうだなとか、この日は変に仕事入れないようにしようとか、いろいろ気を回せて良い感じです。

なくなったもの

月1集会の撤廃

会社設立当初は、人数が少なく、チャット等で連絡を取り合う環境も整備していませんでした。そのため、月1集会は、コミュニケーションをとるという意味では、大きな役割を担っていました。案件の確認や、開発談義をよく行っていました。しかし、人数が増え、Slackでいつでも連絡を取れる状態になったことで、集会による効果と開催の費用や負担が釣り合わなくなっていきました。また、関東などの離れた場所に社員が増えたこともあり、月1集会は撤廃されました。代わりに現在は、スクラムを導入したことで、各セレモニーでやりとりする機会が増えました。また、ご飯休憩をイメージした井戸端会議がときどき開催されています。

日報の見直し

開発部については、日報をなくしました。アルバイトの学生さんは忙しく、仕事に避ける時間が限られているため、日報で時間をとられすぎていては、本末転倒だったからです。次回のTODOを日報のテンプレート機能を利用して作成しておく運用も、働ける日がまちまちだったり、急な予定で働けなくなることが多く、うまくいきませんでした。代わりに、スクラムを導入したことで、かんばん(JIRA)やバーンダウンチャート(Google Spreadsheet)を見れば、状況はひと目で分かるようになりました。Slackでは、分報チャンネルを利用しており、分からないことや困ったことは、そこですぐにやりとりが発生しています。今のところ、日報をなくしたことで困ったことはありません。 ただし、開発部以外については、日報として「何をやったか」「何をやっているか」だけ、箇条書きで書いてもらっています。

ブログ執筆制度の廃止

去年は、たくさんのブログ記事が上がっていたかと思います。これは、2週間に1記事書く、という制度で運用していたためです。エンジニアとして、インプットだけではなく、アウトプットも大事だと考えていたため、この制度を取り入れていました。しかし、アルバイトの学生さんは忙しく、また、真面目だったため、ブログ記事のネタや内容を考えることが、非常に負担になっていました。また、働ける時間も限られている中で、ブログ執筆に大幅に時間をとられていては、これもまた本末転倒なため、廃止しました。社員の人については、近々、再開してもいいかなと考えています。

esa.ioからconfluenceへ

esa.ioからconfluenceへ移行しました。主な理由は2つあり、1つは、権限管理のためです。扱う情報の都合で、閲覧権限管理を行いたかったのですが、esa.ioにはそういった機能がないため、より細かく管理ができるconfluenceへ移行しました。移行したもう1つの理由は、esa.ioのコンセプトである「情報を育てる」文化が作れなかったからです。ほぼ、日報置き場と化していました。一部の従業員が頑張ってエサを蒔いていましたが、あまり育ちませんでした。他の理由としては、esa.io自体の更新頻度の低下、魅力的な更新があまりなかったことなどもあります。 コンフルへの移行では、markdownが使えなくなることについて、大きな反発がありました。自分自身も、markdownが使えなくなるのはきついと考えていました。一応、プラグインでmarkdownを使えなくもないのですが、使い勝手がesa.ioとくらべて段違いによくなかったです。現実には、情報はgithubのwikiやreadme.mdに書くことが多く、日報を廃止した今では、特に問題にはなっていません。開発部以外の人(=markdownが分からない人)もいるので、そういう面では、むしろ移行してよかったとすら言えそうです。(esa.io自体はとても良いサービスですし、応援しています。)

時々やっているもの

ペアプロ、ペアオペ(推進中)

時々、ペアプロの機会を設けています。頻繁にやると、とても疲れるので、程々に程度で。リモートなので、ScreenHeroを使って画面共有をしています。ドライバー交代のときには、ソースコードをgit pushして交代しています。PCのスペックが低かったり、回線速度が遅い環境だと、少しつらいです。

関連して使っているツールやサービス

  • Confluence (情報管理と共有)
    • 議事録や自己紹介から社内情報や評価結果の通知などなど
  • JIRA (スクラムで利用)
  • Discord (音声通話)
    • Slackにも音声通話機能がありますが、部屋の出入りという感覚が強く、通話も安定している(と感じる)ため。
  • Discourse (掲示板)
    • 議論したい場合に利用
  • Cacoo (セレモニーで利用)
    • 付箋を貼り付ける代わりに。
  • PointingPoker (バックログの見積りで利用)
  • Google Spreadsheet (バーンダウンチャートで利用)
  • Googleカレンダー (予定共有)
  • owncloud (ファイル共有)

おわりに

まとめていたら、すごく長くなってしまいました。社内アンケートで、いろいろ変わりすぎてついていくのが辛い、という意見もありましたが、こうしてみると、めちゃくちゃ変わっていますね。従業員の方には負担かけてスミマセン。でも、だいぶ落ち着くところに落ち着いてきた感じがしています。時代に即した働きやすい環境を目指していきたい。

本記事に関係ない書きたかったこと

RancherOSが正式リリースする数日前から試験導入して使ってみていたのですが、すごく使いやすくて最THE高なんですが、つまづきポイントもちょこちょこあったので、いずれ記事にまとめたいナリ。。